[JAL不当解雇撤回争議団]早期の解雇争議解決めざして〜日本航空本社大包囲行動に650人

2019年6月4日

2010年大晦日のJALの165名のパイロットと客室乗務員の整理解雇は、経営破綻に乗じて、
もの言う労働者を排除し、原則的な活動を行っていた組合を潰す目的で行われた不当な解
雇だった。解雇に至る過程でJALが労働組合のストライキ権に介入した行為が、2016年9月
最高裁で不当労働行為であると断罪され、この解雇が違法な手続きによる不当な解雇だっ
たことが明らかになった。
 私たちは解雇問題解決を求めてきたが、2018年5月14日、JALは2020年就航の格安航空会
社(ZIPAIR)設立に伴い解雇問題解決に向けて協議を行うと発言した。今までに10回の協
議が行われたが、会社の対応は経験者の再雇用募集やZIPAIRの募集への応募であり、「被
解雇者の優先的雇用はしない」「解決金の支払いに応じる考えにはない」というものだっ
た。これでは解決にならない!
 私たちの要求は希望者全員の職場復帰である。JALに真の解決を迫るため5月30日には
JAL国民支援共闘主催で本社大包囲行動が行われ、約650名が結集し、約150本の幟旗がは
ためいた。被解雇者の納得のいく解決実現に向け、皆様の更なるご支援をお願いしたい。
                        
                        JAL不当解雇撤回争議団 鈴木圭子