[日鉄裁判支援する会]6.30東京総行動報告

2023年7月21日

 今回の東京総行動は、3月に韓国政府が大法院判決の債務を財団が肩代わりする案を発表、それに会社がどう対応するか注目された623日の株主総会からちょうど1週間後の取組みとなった。

 奇しくも総行動のスタート集会として取組まれた本社行動は株主総会で「日韓条約で解決済みなので一切何も対応しない」と言い切った会社に対する抗議の場となった。集会では「サイネオス・ヘルス・クリニカル」と「ホテル・シャーウッド」の2つのあらたな争議が行動に参加することが紹介された。そして上智大学の不当解雇争議当該のクッキ・チューさんからは「東京総行動の力で勝利することができた」と勝利和解の報告がなされた。

支援する会からは「大法院判決の当事者だけが被害者ではない。半世紀以上も前に締結されたカビの生えたような日韓条約は自然環境保護、人権が重視される21世紀の国際社会では通用しない。会社が本当に世界に誇れるグローバル企業として発展を遂げたいのであれば被害者への謝罪とが不可欠だ。」とあらためて人権を無視する企業に未来はないと抗議の声をぶつけた。