[フィリピントヨタ労組を支援する会] 6月21日総行動報告

2019年6月27日

フィリピントヨタ労組と支援する会は2004年3月4日にトヨタ自動車をOECD多国
籍企業行動指針違反で日本NCP(外務省・経産省・厚労省)に提訴した。今年4月12
日に日本NCPはトヨタ自動車が仲裁に協力的でないためこれ以上調査を続行することが
困難として、最終声明を公表した。その最終声明で日本NCPは「トヨタ自動車及びトヨ
タ自動車フィリピンに対し、多国籍企業行動指針を尊重しつつ、活動を行うことを求め
る」との勧告を発した。

フィリピン政府労働雇用省ベロ長官(大臣)はトヨタ自動車豊田章男社長にフィリピント
ヨタ社での長期争議を解決する話し合いに応じるように書簡を送っているが、トヨタは現
地のフィリピントヨタ社が対応すると自らの責任を回避している。2020年のオリン
ピックパートナーを自認する世界的大企業のこの振る舞いは決して許されない。