[フィリピントヨタ労組を支援する会] 2月14日総行動報告

2020年2月17日

「オリンピック・パラリンピック スポンサー トヨタはILO勧告に従え」のメッセージボードでアピールを行った。JAL不当解雇撤回争議団、郵政ユニオン、韓国サンケン労組から連帯挨拶をいただいた。当日配布した当日配布したビラの一部を下記に紹介します。

トヨタ自動車は、フィリピンで組合潰し―フィリピントヨタ社の全労働者が、国の法律にもとづいて実施された一般投票に参加し、各自の自由意志で投票した結果、フィリピントヨタ労働組合(TMPCWA)が過半数の支持を獲得し、全労働者を代表して会社と労働協約を結ぶため団体交渉をする唯一の組合に選ばれた、このことを会社が憎悪して組合を無きものにする―ため、TMPCWA組合員である労働者に対する237名もの大量解雇を強行し、ILOから「“団結権”条約および“団体交渉権”条約に違反するものであるから解雇を取消し原職に復帰させるか、それが不可能ならば適正な金銭補償をして解決すること」という是正勧告を数度にわたり受けているにもかかわらず、これらをフィリピントヨタ自動車も日本のトヨタ自動車も全て無視抹殺してきたことを反省し、オリ・パラ開催を目前に控えた今こそ丁度好い機会ととらえて解決するという決断に踏み切るべきなのです。

このことには、日本政府も日本の経営者団体も、そして東京2020組織委もトヨタにそうするよう促すべき責任を負っている立場にあると言えます。しかし金の力に物を言わせるトヨタの傲慢な態度に怖れをなして、誰も面と向かって直言することができない状態です。全くもって嘆かわしくかつ憂慮すべき深刻な現実です。2020年2月14日
フィリピントヨタ労組・フィリピントヨタ労組を支援する会・全造船関東地協労働組合

なお、当日午後2時よりトヨタ東京本社内で支援する会は東京本社担当者と面談を行い、添付要請書を渡した。この要請書は豊田章男社長にも郵送し、受領されている。