「東リ偽装請負闘争を勝たせる会」2月14日総行動報告

2020年2月20日

 判決目前 春闘総行動!


 2月14日、東京総行動当日、郵政ユニオンの非正規労働者154名が、均等待遇を求めて、全国で集団提訴した。日本郵便には大きなバレンタインデーの贈り物になったと思うが、その影響で、東リ東京も含めて午後からの行動は、参加者が少なくなると予想された。しかし、東リ東京前の行動には、ユナイテッド航空争議団、上智大学ハラスメント争議など、新たな仲間も加わり、また韓国からのゲスト、韓国サンケン労組の参加もあり、春闘行動に相応しいものになった。

 連帯の挨拶では、韓国サンケン労組のキム・ウニョンさんに発言して頂いた。その中で韓国の詩人、都鍾煥(ト・ジョンファン)の詩『蔦』を朗読した。絶望を、越えられない壁になぞらえ、蔦が静かにゆっくりと壁を這い、いつか壁を乗り越える姿を詩に詠んだものだが、東リ前行動に参加した仲間から大きな拍手を得た。困難なサンケン闘争を乗り越えてきたキム・ウニョンさんだからこそ、その詩の意味を、心から納得させられるものがあったのではないだろうか。


 さて、東リ偽装請負争議は、いよいよ3月13日、神戸地裁で東リの雇用責任を認めるかどうかの判決が出る。2015年10月1日施行の改正労働者派遣法40条の6『労働契約申込みみなし制度』にかかる全国初の司法判断である。L.I.A労組の原告5人だけではなく、全国の偽装請負・違法派遣下に置かれている非正規労働者にも、直接雇用のチャンスを与えるものである。

 判決に臨み、龍谷大学名誉教授、脇田先生からも寄稿して頂いた。是非、判決にご注目を!


判決:3月13日(金)13時10分 神戸地裁204号法廷