「6・25東京総行動」へのご協力・ご賛同のお願い

2021年5月23日

2021年5月16日

労組・争議団・共闘関係  各位

                            2021けんり総行動実行委員会

                    代表   大森 進

「6・25東京総行動」へのご協力・ご賛同のお願い

 皆様の日頃のご奮闘に心より敬意を表します。また、争議団・争議組合の闘いと東京総行動へのご支援・連帯に、深く感謝を申し上げます。

 昨年、皆様のご支援によりいくつかの争議で勝利することができました。「歩合給から残業代天引き」は労基法違反と訴えた全国際自動車労組の闘い、日本郵便の非正規労働者(契約社員)の手当・休暇の差別撤廃を求める闘いが最高裁で勝利しました。また、いくつかの争議では相手企業との和解が進んでいます。

 一方、JAL争議など多くの争議はいまだ解決に至らず、さらに韓国サンケン労組が韓国サンケン工場閉鎖の攻撃を受け、日本サンケン本社に対して争議責任の追及と解決を訴えて闘いが再度始まっています。

 コロナ禍で自粛ムードが蔓延し不自由な状況が続きますが「首切りは許さない、権利は譲らない」を合言葉に闘いを継続します。新たな争議も加わりました。引き続きのご支援をお願いいたします。

 菅政権の新型コロナウィルス感染拡大への対応のひどさに多くの批判が出ています。この1年間もの間の無策、この状態を続けていたら感染は拡大するばかりです。菅政権や一部の知事から発せられる空虚な言葉は自助努力の強制です。補償も極めて不十分であり、我慢を強いているだけです。国や行政としての責任を放棄しています。また、新型コロナ感染拡大の中で「監視と密告」を助長させる感染対策も見られます。

 4月、国会では入管法改正案(改悪)審議入りに対して入管法改悪に反対する緊急アクションが国会前で取り組まれました。この入管法改悪は難民や外国人労働者、その子どもたちの人権が尊重されずさらに苦汁を強いる内容です。

 「誰ひとり取り残されることのない社会」をめざしてあらゆる人々と手を結ぶことが必要です。どの国にいようと人権は保障されなければなりません。私たちが住むこの国で人権が軽視される法「改正」を認めてはなりません。難民や外国人労働者だけの問題ではなく、それは私たち自身の問題であり、さらなる差別へと拡大もされます。

 CO2削減と引き換えに原発再稼働への動きが強まっています。東電福島第1原発の事故からの収束も見通せず、その原発から出た処理水を海に放出することを国は決めました。福島県地元漁業団体をはじめ4団体連盟で反対の声明が出ています。原発再稼働にNOを示し、原発ゼロに向け市民とともに運動を進めていきましょう。

 菅政権による大企業の利益最優先、労働者切り捨ての政策であることは明白です。コロナ禍で派遣切り、雇い止めなどが増え、失業率は高まっています。外国人労働者や技能実習生の解雇も増えている状況です。貧困と格差拡大のなかで孤独死、餓死、自殺も増えていると伝えられています。巨万の富を得る大企業はその犠牲の上に成り立っています。

 このようなコロナ禍の下でも地域、職場から声を上げ、具体的に行動していかなくてはなりません。いのちと暮らし、働く権利、人権を守るたたかいを起こし、広げていきましょう。

 私たち、けんり総行動実行委員会に結集する争議団・争議組合は、多くの労働組合、市民運動と連帯し、そのたたかいをともに作っていきます。韓国、フィリピンをはじめアジアの労働者、市民ともつながり、国際連帯を追求していきます。

 総行動には、解雇撤回-復職、派遣切り撤回‐雇用補償、薬害被害の補償、アスベスト被害の補償、労災認定、強制連行被害の賠償などを求める争議団、市民運動が参加します。厚労省、JAL・トヨタ・日本製鉄などの大企業、東京福祉大学、そして新たにエントリーした上智大学(不当解雇)など12か所への抗議・要請行動を展開します。(当日の行動計画は、「6.25東京総行動NEWS」をご参照ください)

 東京総行動は、1972年6月20日に始まりました。多くの争議団・争議組合が、資本の首切り、差別、権利侵害の攻撃をはね返すために、自主的に共闘、共同して企業に交渉を申し入れ、背景資本攻めを行うために立ち上げた運動でした。以来、49年が経過しました。永い闘いの歴史の中で多くの争議の勝利・解決を実現し、公害・薬害・戦後補償などの社会的課題も取り組みました。

 6月25日の東京総行動は数えて177回目の総行動です。多くの先達が築いてきた歴史、財産を引き継ぎ、それを発展させていく決意を新たにして、この総行動を実施します。

 この総行動を成功させるために、皆さまの総行動へのご賛同、ご協力・ご支援をお願いいたします。

【記】

日時  2021年 6月25日(金) 全一日

主催  けんり総行動実行委員会

=スローガン=

    首切りは許さない! 権利はゆずらない!

    全ての争議団・争議組合を勝利させよう!

    貧困、格差、労働法制改悪、裁判所の首切り自由、NO!

    教育改悪と統制・海外派兵・改憲・戦争への道、NO! NO! NO!

    非正規・外国人・障がい者・女性労働者等の人権確立を!

    経団連・多国籍企業の横暴に抗し、生存権・反差別・国際連帯を!

    民営化・公共性の否定・安全無視、公害薬害被害者切捨てNO!

    辺野古新基地建設反対、沖縄の闘いに連帯しよう!

    原発反対、脱原発法を! 再稼働NO! 全被災者の権利と生活防衛!

=集合場所・時間=

 8:45 総務省    <霞ヶ関駅> スタート集会

 9:30 厚生労働省  <霞ヶ関駅> カルテがないC型肝炎訴訟原告団/

                    C型肝炎患者をサポートする会

10:25 上智大学   <四ツ谷駅> 上智大学のクッキ・チュー先生を支える会/

                    全国一般労働組合東京南部

13:10 JAL本社  <天王洲アイル駅> JAL不当解雇撤回争議団

17:30 トヨタ東京本社 <飯田橋駅or水道橋駅> 全造船関東地協/

                    フィリピントヨタ労組を支援する会

  【けんり総行動実行委員会】

    〒105-0004

   東京都港区新橋4-21-7つるや加藤ビル4階B 「東京全労協」気付

   TEL03-5403-1650  FAX03-5403-1653

   郵振   00180-5-390707 「けんり総行動実行委員会」

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賛同と賛同金のお願い

 「6・25東京総行動」を成功させるため、今回も賛同を募らせていただきます。心苦しいのですが、どうぞよろしくお願い致します。

 多くの労組・争議団・団体・個人の方々のご理解とご協力を、なにとぞお願い致します。

   ★ 個人賛同金  一口  1,000円

   ★ 団体賛同金  一口  3,000円

                     *口数は何口でも結構です

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