[JAL不当解雇撤回争議団]10.29総行動報告

2021年11月5日

 12:25からのJAL本社前行動には、約110名が結集した。

 まず、けんり総行動実行委員会代表の東京全労協大森議長が挨拶を行った。

「私たちは、東京総行動として、あらゆる資本からの攻撃に対して、粘り強く闘いながら勝利を勝ち取っていく。そのために、こうした統一行動日には結集して、団結を強化し、闘いの輪を拡げていきたいと考えている。

 JAL争議も11年目に入り、社長も争議を早く解決したいと言っているのに、解決に向けた具体的な話が殆ど進んでいない。社長は社会的に大きな責任を持つ。その社長が言ったことには、責任を持ってもらわなければならない。我々は、社会的に大きな包囲網でもって、これを実行させていく。突き進んでいく」

 次に、全労協退職者ユニオンの柚木さんが連帯挨拶を行った。

「私たちは、こんな理不尽な解雇は絶対に許せないという思いで、ずっと支援してきた。

社長が争議を解決したいと言ってから、もう3年も経つ。会社の『解決』とは、どういう意味か?マッチングだけでは解決にはならない。組合か提示している統一要求を真摯に受け止め、急転直下、解決をはかるという意気込みでやって欲しい。社長発言から3年経っても解決できないのは、経営陣の無能さを満天下に知らしめるようなものだということも、合わせて伝えておく」

 ここで、要請団(寺嶋東京全労協事務局長、奥山N関労委員長、佐々木全統一書記長、齋藤乗員争議団事務局長、飯田客乗争議団事務局長)が本社入口へ向かうが、今回も門前払いで中へは入れずじまいだった。

 引き続き、交通ユニオン関口副委員長は

「まず、要請団を入口で阻むということが問題だ。なせ、受け入れて、きちんと話を聞かないのか?経営側が解決をすると言っているのだから、早期に解決をするのは当然の話だ。既に解雇から11年も経っている。JALは、海外から、そして海外へと、たくさんのお客さんを運んでいる。解雇、不当労働行為、争議を長引かせているというのは重大な人権侵害だ。海外の社会の目は厳しい。長引かせれば長引かせるほど、どんどん厳しくなっていく。争議を解決する能力があるのなら、即刻、解決すべきだ」と挨拶。

 次は、ネットワークユニオン東京の寺尾書記長が『真っ赤だな』の替え歌で、鮮やかにJALへの抗議をアピールした。

 その後、齋藤乗員事務局長が要請文を読み上げ、会社の対応へ抗議を示した。

 最後に、シュプレヒコールで怒りの声をJALにぶつけた。