[日本エタニットパイプ分会]2・17東京総行動報告

2023年2月27日

 2023.2.17東京総行動報告  リソルホールディングス社前 

全労協全国一般東京労組日本エタニットパイプ分会

 アスベスト被害と闘い40年あまり、被害顕在化は続き団交は焦げ付いている。エタニットパイプは1985年に製造中止、企業分割、パイプ部門(代替品ホーバスパイプ製造)は子会社化後2010年破産。リゾート部門を残し現在に至る。“クボタ・ショック”のクボタは同業(石綿セメント管製造)他社であったのであり被害実態は似るが会社の被害対応が異なる。

 エタニットパイプ社は商品変更の大合理化過程で企業内労組を無くし(潰し)、当該分会は企業外合同労組所属、アスベスト被害の後始末を要求するも不誠実団交の不当労働行為で進展せず、中労委和解不履行、債務不履行の損害賠償請求かとなっている。集団的被害で3桁の労災認定者を発生させているが、不当労災申請棄却者、不当裁判敗訴者を抱えて、今回、「全員・救済」のカードを掲げてそれを訴えた。

 

今、アスベスト新法のみなおし作業が環境省石綿小委員会で行われている。当該エタニットの最高裁不当敗訴原告(家族曝露被害者遺族)は中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会会長としてその委員になり健闘している。