[JAL不当解雇撤回争議団]6.21東京総行動報告

2019年7月2日

  6.21東京総行動で、JAL本社前行動は17:10〜17:40、150名の参加者で行われた。

  東京全労協大森議長の主催者挨拶に引き続き、中部全労協青柳議長が「JAL経営陣は、経営を失敗して経営破綻に到ったにもかかわらず、その責任を労働者にのみ負わせた。物言う組合弱体化を狙い、殆ど指名解雇と言える整理解雇を強行した。被解雇者をそのままにして、巨額の利益を出している。そのようなやり方には断固、抗議する。全国的運動の力を結集して、JALに対して一刻も早い争議解決を迫っていく。」と連帯の挨拶。
  また、昭和シェル労組の坂本氏は「経営側に真剣に争議を解決しようという気があれば、2〜3ヶ月で解決できるのは、昭和シェルでの争議解決への道を振り返ってみても明白だ。昨年のJALの株主総会での『一刻も早く解決したい』という社長発言は何だったのか。解決まで、被解雇者を最後まで支援していく。」と挨拶を行った。
  ネットワークユニオンの寺尾書記長からは「今は、平成から令和へと時代が変わるにつれ、様々なものが終わり新しいものに変わっていっている。終わっていないのはJAL争議だけだ。このままでは時代に取り残されるだけだ。大きな決断をするなら、今をおいてない。我々は諦めない。」

  客乗内田団長は「会社は、組合が整理解雇を回避しようと真剣に対峙していた時に、嘘と
脅しによる不当労働行為を行った。この件は、後に最高裁で断罪されたが、この判決を真
摯に実行していたら、我々の争議はとっくに解決していたはずだ。一刻も早い解決のため
に、組合を通じて鋭く切り込んでいく」
  乗員山口団長は「昨年の株主総会では、一日も早く争議を解決したいという社長発言があ
った。今年も、何かいい方法がないかと心から思っているという社長発言があった。一年
も考えて、まだ解決法が出ないというのは、能力がないか、強固な反対があるということ
だ。会社は地裁に任命された管財人達に、驚くほどの高額報酬を払い、最高裁の元判事を社外取締役に置いて、これにも多額の報酬を払った。その中で、我々は整理解雇されて、そのまま放置されている。この悔しさ怒りは忘れない。徹底的に闘っていく。」と、力強く決意表明を行った。
途中、東京全労協大森議長、国労高崎地本関口委員長、争議団清田事務局長、同鈴木副団長が、JAL本社に対して要請を行ったが玄関口で、要請文を手渡しただけで終わった。
最後に、元気なシュプレヒコールで抗議行動を締め括った。