[JAL不当解雇撤回争議団]3.26東京総行動報告

2021年4月15日

 1日行動の最後の行程であったが、約130名の方にお集まりいただいた。

東京全労協 寺嶋事務局長の主催者挨拶に引き続き、客乘争議団 内田団長より「日本航空は、ILOから4度の勧告を受けても、現社長自ら、公の場で『一日も早く解決したい』と述べながらも、この解雇問題を放置している。提案はあっても、根本的な解決には全く至らない些末なことばかりだ。」と現況説明があった。

中部全労協の青柳議長からは、

「現在、パワハラやセクハラ等、様々な差別が問題になっているが、我々労働組合が一番に対峙しなければいけないのは労働組合差別、団結権の侵害である。JALの不当解雇は、大いなる不当労働行為。組合潰しだ。労働者一人一人の団結を固めて、労働者自身が働く権利、生きる権利を勝ち取る為に、共に最後まで闘う」と熱い連帯挨拶をいただいた。

次に、全国一般労働組合東京なんぶの渡辺書記長は、「解雇から丸々10年が経ったが、非常事態宣言も明けた今、様々な場所で争議団の皆さんの熱い決意表明を耳にする。我々支援する側も、労働組合に保障されたあらゆる権利を行使しながら、この争議の解決、勝利のために闘いぬいていく。航空の安全にとって欠かせない活動をしてきた人たちを狙い打ちにした解雇は、絶対に許さない」との発言をいただいた。

連帯挨拶最後は、ネットワークユニオン東京の寺尾書記長。「争議団の要請を受け付けないという玄関口でのやり取りを何度も見てきた。時代は変わっている。いい加減、態度を変えて解決に向かえ!」と、キャンディーズの『微笑み返し』の替え歌でエールを送って下さった。

最後はパイロット争議団 山口団長から、

「様々なところで行われている解雇の本質は、全て、ものを言う労働者を排除するということだ。自分が入社してから、日本航空では731人もの方が事故で亡くなっている。これを黙っていられるわけがない。解決すると言いながら、一向に解決しようとしない。こんなことは絶対に許せない。健康で口が動く限り、足が動く限り、徹底的に闘うことを誓う」と決意表明があった。

シュプレヒコーラー下村、司会山田で、JAL本社前抗議行動を終了した。







JAL不当解雇撤回争議団